パニック障害を自力で克服した経験をもつリーコです。
突然ですが、自分のやりたいことはできていますか?
うんうん、確かに。
具合が悪いと思うように動けなくてやりたいこともできなくなりますよね(^^;
でも逆に、
不調でもやりたいことをやることで回復するとしたら?
少しでも自信がつくとしたら?
「絶不調」では難しいかもしれませんが、「不調」であれば好きなことをした方がラクになることが多いなと経験上感じています。
今回は実際に、私自身がやりたいことをやることで回復・自信に繋がったという体験をお話ししていこうと思います。
ちなみに、私の場合のやりたいことは「アルバイト」でした。
いやいや、仕事なんてとてもじゃないけど無理ー!と思われるかもしれませんが
違うんです。
当時めちゃくちゃやりたかったことがアルバイトだっただけのことでして。
なのでここでは
「アルバイト=働くこと」
というより
「アルバイト=自分のやりたいこと」
ととらえて読んでいただけたらと思います♪
もちろん、アルバイト体験談自体も気になるよ、という方も是非ご覧ください♪
それではどうぞ!
Contents
なぜやりたいことをやった方がいいの?
やりたいことをやる理由。
それはずばり
【自分を満たすため】
達成感、充実感、やりがい、嬉しい、楽しい、幸せ。
やりたいことをやるといろんなポジティブな感情が湧きあがってきます。
そして心が満たされて穏やかな気持ちになれます。
不調続きだとついつい気が滅入ってしまいますよね。
そこに自分の好きなエッセンスを少し足してあげる。
すると、日々の生活に彩りが増え、気づいたら少し回復していた、なんてことも起こりえるのです。
私の場合、
漫画を読んだり(レンタル屋さんまで往復するのもいいリハビリになりました!)、
アルバイトをしたりすることで実際に回復軌道にのれたと実感しています。
我慢していることと同じかもしれないね
アルバイトを始めようと思った理由
発症前の私は、やりがいを持っていた仕事を辞めてぬけがら状態に。
そろそろアルバイトでも始めようかなぁと思っていた矢先、
予期せずパニック発症。
本来ならとてもアルバイトどころではない!となるところなのかもしれませんが・・・
我ながら強気に出ます。
発症して間もなく、バイト募集にエントリーしている自分がいました。
その理由は3つ。
- 日々にやりがいが欲しかった
- 叔母からのアドバイス
- 日常的に人と接する機会を持ちたかった
日々にやりがいが欲しかった
私の場合、アイデンティティを失って発症した経緯があったので(それだけが原因ではないのですが・・・)、
バイトをしてやりがいを持つことは自分を取り戻すことに繋がるんじゃ!?と考えたのです。
そしてそれが回復に繋がっていくかもしれないという淡い期待がありました。
叔母からのアドバイス
同じくパニック障害を患った過去をもつ叔母から、こんなメールが届きました。
「おばさんはパートに出てから気が紛れますし生活のリズムがついて、より回復しました」
これは私もやるしかない!と当時思ったのを覚えています。
日常的に人と接する機会を持ちたかった
仕事柄、多くの人と接することの多かった私。
専業主婦になり、日中だれかと話すということが皆無になりました。
人と話さない日が長く続くと、生活にメリハリがなくなって知らず知らずのうちに大きなストレスになるんですよね。
だから、よく店員さんと話しをしているお年寄りの方いらっしゃいますよね。
その気持ちがよーく分かります(笑)
でも私はお店の人とばかり話すわけにもいかないのでどうすればと考えた時に、手っ取り早く実現できるのはアルバイトだなと思ったのです。
募集条件にこだわりました
「バイトをしよう!」と決めたものの、やはり症状を抱えているので不安はありました。
でもやりたいのならとりあえずやってみよう!と思っていたので、条件をしぼって探しました。
そして見つけたのがこちら。
- 家から徒歩5分
- 週2~OK
- 11時~15時くらいまで
小さな個人飲食店のオープニングスタッフでした。
アルバイト開始
ものすごい動悸を呼吸法で落ち着かせ、無事に面接クリア。
いよいよアルバイト開始です。
もちろん不安もあったのですが、当時の日記を見ると
明日はバイト初日!楽しみながらできるといいな(^^)
なんともポジティブ。
でも実際は半分本当、半分ウソでした。
ネガティブな言葉の波にのまれないように、あえて前向きな言葉だけを記して自分を勇気づけていたんですよね~。
そして初バイトの感想はというと、
バイト初日!接客楽しい(^^)体のこと気にせず没頭できた。
やっぱり望んでいたことを実行するのは気分がよいです。
アットホームな雰囲気のお店だったのも安心できる要素になったと思います。
でも、仕事なのでやはり楽しいばかりではなく、店長からの圧を感じたり、体調がいまいちなんてことももちろんありましたけどね(^^;
朝から不調。息を整えつつバイトをこなした。
こんな日は呼吸法で乗り切りました。
そういえば、これは今でもよく覚えているのですが、
忙しい時は体調が気にならず、暇な時は動悸息切れを感じることがありました。
これ、あるあるかもしれませんね。
それを裏付ける当時の日記がこちら(この日は忙しい日でした)。
途中リタイアも仕方ないという気持ちで向かったけど、あれ!?
意外と平気!!むしろ、具合悪いのを忘れるくらいの順調さ。
口が渇いてちょっと息切れもしたけど、無事にこなせた。
よかった♪ 少し自信がついた。
この頃、めまい、しびれ、頭痛、頭重感、息切れ、ひどい肩こりなどがあったけれど、
それでもやりたいことを夢中でやることで症状を忘れることができたんですよね。不思議です。
人と接したり動き回ったりする仕事内容だったのも私にはよかったのかもしれません。
アルバイトを始めてからの変化
これは結構お伝えしたいのですが、アルバイトを始めてから自分自身にあらゆる変化が起きました!
それがこちら。
- 生活にメリハリがついた
- 規則正しい生活ができるようになった
- 自信がついた
- 気がまぎれた
- 幸福度があがった
いかにも心身によさそうなメリットがたくさん!回復の助けになってくれたことは間違いありません。
おそらく、バイトなしにはここまで早く回復しなかったと思います(あくまで私の場合です(;´∀`))。
・義務ではなく心からやりたいと思ってやった
・プレッシャーの少ない環境だった
・楽しみながらできた
というのがよかったのだと思います。
とはいえ、無理は禁物。
シフトを入れすぎたりせず、ゆる~くやっていくくらいで丁度いい感じでした。
最後に
この経験を通して感じたのは、自分の心と体の声をよくきいて、少しでも満たしてあげることが自分を良い方向に導いてくれるということ。
何もバイトじゃなくてもいいんです。
それは誰かと会って話すことだったり、ずっとやりたいと思っていたこと、例えばガーデニングや断捨離、楽器演奏だっていいんです。
やりたいと思ったことはとにかくやってみる。
もしうまくいかなくてもその時はその時。また方向転換すればいい。
やりたいことをやることで景色が変わるそっちの方にかけてみよう。
そんな心持ちでいたら一歩を踏み出すことができました。
ただし、「無理のない範囲で」というのは必須だと思ってます。
私もこのバイト、かなり自分に優しいスタイルを選んでいます。
過度な疲れやストレスはほんっと心身に響くので( ;∀;)
なにごともほどほどが丁度いいですね♪
ちなみにですが、
全回復までもっていくにはやりたいことをやるだけでなく、ストレス源の解消も必要です。
他にも睡眠、食事、運動、無理する自分を解放するなどを合わせて心がけると克服にぐっと近づくと思います!
パニック障害は克服できます。
希望を持っていきましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
この記事はあくまで専門家ではなく、経験者の立場から発信しています。効果の出方を保証するものではありませんことをご理解いただけますと幸いです