パニック障害を自力で克服した経験をもつリーコです。
よく、克服するには「夢中になれることをするのがよい」と言われています。パニック障害であることを忘れて打ち込める時間を持ちましょうということですよね。
私もその通りだと思っていて、夢中になれることを始めてから症状が軽くなっていったように思います。
それもそのはず「夢中になれること」にはこんなメリットがあるのです。
- 満足感、達成感を得られる
- 毎日にやりがいや楽しみができる
- パニック障害のことを考える時間が減る
いいこと色々ですね。
でもここで、「自分には夢中になれるものがない」「何をしたらよいか分からない」そう思う方も多いのではないかと思います。
何から考えたらいいのかさえ
分からなくなったりするんだよね
そりゃそうですよね。
急に自分のやりたいことを探しましょうと言われても、中学生が、将来なりたいものを今決めましょうと言われているようなもの(ちょっとおおげさ!?でもそんな感じなのです苦笑)。
では、夢中になれることを探すにはどうしたらよいのでしょうか。
答えはこちら!
- まずは自分が本当に望む欲求を知る
- その欲求を満たすことを探していく
この2本柱です。
「本当に望む欲求」というところがポイントです。
この記事ではパニック障害克服のために夢中になれることを探したいという方に向けて、お話しします。
ちなみにですが、これはあくまで私の実体験に基づいています。
読んだからといって必ずやりたいことが見つかる訳ではありませんが、少しでもヒントになればという想いで書いています。
了解いただけましたら続きをどうぞ~(^^)
自分が本当に望む欲求を知る
少し私の話をさせてください。
わたくし、テレビゲームが好きでして、発症して体調不良のためできなくなりましたが、7割ほど回復してからまた短時間だけ再開しました。
楽しいです、とても。
なんなら、ゲームをしている間は病のことを考えなくて済むので今でも有難い存在です。
ただ、これはあくまで私の場合ですが、ゲームを終えてしばらくたった後や夜寝る前になんとなくモヤモヤするのです。
なんというか、一日の満足度が足りないというか。
楽しんだはずなのにこのモヤモヤはなんなのだろう、自分はこのままでいいのかな、という思いが湧き起こりました。
そしてある時気づきました。
「あ、私が幸せを感じることってこれじゃない」「楽しいし息抜きにはなるけれど、自分にとっての核となることは別にあるんだ」と。
「生きがい」と言ったらおおげさですが、日々を過ごす活力になることが自分には必要だ、そう感じたのです。
私が本当に望んでいたことは別のこと。ゲーム中心で一日過ごすことではなかったようです。
その意識のズレがモヤモヤを生み出していたのだと思います。
前置きが長くなりましたが、
では心を満たし自分らしく過ごすことを探すには、一体どうすればよいのでしょうか。
答えは冒頭でお話しした、「まずは自分の本当の欲求を知る」ということです。
表面ではなく、心の底でどんなことを欲しているのかを自分に問うところからスタートです。
これは何も娯楽や趣味に限った話ではありません。
もっと広い目で見渡してみてください。
例えばこんなことも欲求になりうる、ということを次に挙げてみます。
欲求の例
- 楽しいことをしたい
- 癒されたい
- 体を鍛えたい
- 誰かの役にたちたい
- 社会に貢献したい
- 自分を高めたい
まずは自分がどんな欲求に一番心を動かされるかを自問自答してみましょう。
もちろん、ここには書かれていない欲求でもオッケーです。
ただし、明らかに不健康な欲求に走らないようにだけ気を付けてくださいね。
あくまで自分らしく過ごすため、パニック障害にとらわれないための夢中探し、というテーマなので健康第一で♪
ちなみに今挙げた欲求の根底にはこんな気持ちが隠れているのかなと思います。
- 楽しいことをしたい→とにかく気持ちを上向きにしたい、しんどく思う時間を減らしたい
- 癒されたい→心身の疲れを取り除きたい
- 体を鍛えたい→体力をつけたい、健康な体作りをしたい、自信をつけたい
- 誰かの役にたちたい→使命をもちたい、自己肯定感を高めたい
- 社会に貢献したい→使命をもちたい、自己肯定感を高めたい
- 自分を高めたい→向上心をもっていたい、成長したい
もしここで、何もしたくない、今はそんなことまで考えられない、という場合はまだゆったりした休息が必要な証拠です。
私もそんな期間がありました。
休むことが仕事と思ってゆっくり療養してくださいね(^^)
その欲求を満たすことを探していく
本当の欲求がわかったところで(確信がなくても、これかな?と思うもので進めてみてオッケーです!)、
次に具体的にどんなことができるのかを考えます。
もちろん色々問題は出てきます。
でもそれはいったん横に置いておいて、まずは自分の素直な心の声を聞いてみましょう。
はじめから無理だ、とはねのけてしまうと本心と離れて行ってしまいます。
出てくる問題は、本当にやりたいことを考えたそのあとで、「じゃあどうしたらそれに近づけられるかな」と考えてみる。
どう考えても無理なのであれば、その欲求を違う形で実現できないか、といったことを考えてみるのがおススメです。
ここで注意なのが、特に後半の3つ(誰かの役に立ちたい、社会に貢献したい、自分を高めたい)。
これらは自分でも気づかないうちに負担がかかりすぎることがあります。
実践する度合いには注意を払いましょう。はじめは決して無理せずスローペースで(*´ω`)
満たすことの例
選択肢のほんの一部ですが、紹介しますね。
- 楽しいことをしたい→歌や楽器、ダンス、制作、読書(漫画を含む)、スポーツ、旅行、アウトドア、好きなところにお出かけ、ウインドウショッピング
- 癒されたい→ヨガ、ストレッチ、マッサージ、アロマ、自然にふれる、ガーデニング
- 体を鍛えたい→筋トレ、ランニング、ウォーキング、スポーツ
- 誰かの役にたちたい→ボランティアをする、SNSやブログ等で情報を発信
- 社会に貢献したい→ボランティアをする、働きに出る
- 自分を高めたい→本を読む、勉強する、講座を受ける、技術的なことの練習をする
現在はこのご時世で難しいものもありますが・・・。あくまで参考ということで書かせていただきました。
ちなみに私は初めて発症したとき、退職による環境の変化で調子がくるってしまっていたので、アルバイトを始めました。
(注意:あくまで私の場合です!すべての方にオススメ出来るわけではありません)
もちろん体調に波があり大変な時もありましたが、好きでやっていたので負担には思いませんでした。
むしろ、仕事に集中していると具合が悪いことを忘れたり、人との交流をもてたり、家にこもることもなくなったのでやってよかったです。
ただし、無理しないように家の近場、短時間という条件でやっていました。
あとは、今でいうと、このブログを立ち上げることも夢中になれました。
ブログの知識ゼロからスタートし、情報を集めたり構想を練ったりしてとてもやりがいがありました。
こちらは家でのちょっとした空き時間にも取り組めるので、より自分時間を構築できたなぁと思います。
まとめ
- まずは自分が本当に望む欲求を知る
- その欲求を満たすことを探していく
夢中になると言っても、本当の欲求を無視してやっていると長続きしなかったり、意欲が湧かなかったり、心身共にどっと疲れてしまったりします。まずは自分の心の声にじっくりと耳を傾けてみてください。
すぐに見つからなくてもいいです。
とりあえず始めてみて合っていれば続ける、合わなかったらやめるでもいいです。
大事なのはやってみようと思ったときに実行すること。
やってみないと何も始まりません。
合うものが見つかれば活力が湧いてきて自分の世界が広がっていくのを感じることができるかもしれませんよ(^^)
具合が悪いから好きなことができない。それもうなずけます。
でも逆に、症状があっても好きなことをしていると回復していくことがあります。というか、私はそれをとても実感しています。
きっと、自分らしく過ごせているからでしょうね。
パニック障害に支配されたまま自分が埋もれてしまっていては、もったいない!
体調も気になるとは思いますが、自分の本当の気持ちも気にしてあげてください☆
あ、でも無理して見つけなくてもいいんですよ!
見つけようと躍起になってストレスを溜めてしまっては元も子もありません。
義務にすることなく、その気になったときに気楽に考えてみるというスタンスで、よかったら是非ぜひ(^^)♪
最後までお読みいただきありがとうございました♪